によるユーロニュースとAP/ロイター
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辞任した教皇の葬儀は6世紀ぶりとなる。
故ベネディクト16世の葬儀は、棺3つでの埋葬を含め、現教皇の葬儀と同様に執り行われるとバチカンが火曜日に発表した。
引退した教皇は12月31日に95歳で死去し、月曜日から3日間の謹慎生活が続いた。
バイエルン州の小さな村出身のドイツ人ベネディクトは、生涯カトリック教会の首長を務めずに引退した6世紀で初めての法王となった。
この前例のない状況により、現教皇フランシスコが異例として埋葬を監督する中で、葬儀がどのように行われるかについて疑問が生じた。
バチカンは木曜日の葬儀計画を明らかにする一方で、ベネディクトの教皇職についての書面による埋葬が棺に納められると発表した。
これまでに数万人がローマ法王ベネディクトに敬意を表し、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂にある彼の遺体の前を列をなして追悼している。
ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相は、ベネディクトのようなヨーロッパのキリスト教徒のルーツの保護を呼びかけており、この小さな都市国家で敬意を表した7万人の人々の一人だった。
水曜夜に遺体安置が終わると、ベネディクトの約8年間にわたる教皇職の1ページの記述が金属製のシリンダーに入れられ、棺の中に納められることになる。
バチカンのスポークスマン、マッテオ・ブルーニ氏によると、これには彼の治世中に鋳造されたバチカンのコインなど、他の品物も付属する予定だという。
ベネディクトは教皇として異例の引退生活を送り、残りの日々をバチカン庭園内の修道院で過ごした。
教皇フランシスコはサン・ピエトロ広場で葬儀ミサを執り行う。
バチカンはベネディクトが自身の葬儀の特徴として「簡素さ」を望んでいたと強調しているが、ブルーニ氏は「独自の要素を取り入れた教皇の儀式」には「細心の注意が払われる」と述べた。
以前はジョセフ・ラッツィンガーとして知られていたベネディクトが2013年に引退し、教皇フランシスコが後継者となったことで、実質的に教皇が2人になるという珍しい状況が生まれた。
ベネディクトが死去したとき、もはや現教皇ではなくなったため、公式代表団はイタリアと母国ドイツからの代表団に限定されている。
私的な立場で出席すると予想されていた人々の中には、ポーランドとハンガリーの大統領、スペインとベルギーの君主も含まれていた。