チュニジア大統領、「大失敗」選挙で辞任圧力を受ける

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チュニジア野党は土曜日の投票率が有権者の9%未満だったことを受け、カイス・サイード大統領の辞任を要求した。

生活費高騰の危機と国内で民主主義が損なわれているのではないかとの懸念が広まっていることを背景に、土曜日に行われたチュニジアの議会選挙では有権者のわずか8.8%が投票した。

投票のボイコットは、独裁政権を正当化したいカイス・サイード大統領率いる「クーデター」の一環であるとして、救済戦線連合を含む野党が奨励した。

選挙管理委員会のファルーク・ボウアスカー委員長は、投票率が「控えめ」だったことを認めたものの、その原因は「これまでの選挙とは対照的に、外国からの資金提供がなかったこと」で説明できる可能性があると述べた。

土曜日の投票率は、10年以上前の革命以来、どの世論調査でも最低の参加者数となった。

サイード大統領の選出からわずか1年余りが経過した2021年1月、チュニジアでは経済苦と新型コロナウイルス感染症のパンデミックをきっかけに反政府デモが勃発した。

同年7月25日、サイードは議会を閉会し、ヒケム・メシチ首相を解任し、これが北アフリカの国で進行中の政治危機を引き起こした。

元弁護士は、今年7月に新憲法を強行採決した後、ほぼ無制限の権限を自身に与えたが、この憲法は政府から「人権の後退」の烙印を押されている。アムネスティ・インターナショナル

サイード氏はチュニジアの民主化への道を逆戻りさせたとする主張を否定し、政治的行き詰まりを打開するには議会の解散が必要だったと主張した。

選挙の最初の結果は月曜日に発表される予定だ。

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