ギリシャ、ロマの十代の少年に対する警察射殺への抗議活動で平静を呼び掛ける

によるユーロニュースAP通信、AFP通信

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テッサロニキ近郊で、16歳のロマ少年が警察に頭を撃たれ重体となっている。

ギリシャ政府は、ロマの十代の少年に対する警察による射殺事件を受けて2日目の夜の騒乱を受け、平穏を呼び掛けた。

アテネの工業地域アスプロピルゴスの抗議活動参加者らは水曜日、地元のタイヤ会社とバスに放火し、路上にバリケードを設置したとされる。

同国第2の都市テッサロニキから約40キロ西にあるハルキドナ地域でも通行止めが行われた。

当局はアスプロピルゴスの住民に対し、窓やドアを閉めて屋内に留まるよう警告を発した。

ヤニス・オイコノモウ政府報道官は、「全員に冷静さと慎重さを求めたいが、法執行官に対する攻撃的、違法、暴力的な行為には少しも寛容ではないことも明確に申し上げておきたい」と、政府報道官のヤニス・オイコノモ氏は20日の定例記者会見で述べた。木曜日。

テッサロニキ近郊で警察の追跡を受けて16歳の少年が頭を撃たれたことを受け、抗議活動が勃発した。

当局はこの少年がガソリンスタンドで20ユーロの請求書を支払わなかったとして追跡していた。少年は依然として重篤な状態で病院に入院している。

発砲した34歳の警察官は停職処分を受けており、金曜日には故意過失致死と不法発砲の容疑で尋問のため出廷する予定だ。

ギリシャ警察によると、少年はピックアップトラックで追跡中に警察官のバイクに衝突しようとしたという。

オイコノモ氏は「悲劇的な事件」と表現し、この件は徹底的に調査中であると述べた。

同氏は記者団に対し、「これは、抗議活動を望む人々による暴力行為や不法行為を決して許すものではない」と語った。

しかし、全ギリシャ・ロマ連盟の会長は、少数派に対するギリシャ当局の「人種差別的」文化を非難した。

ヴァシリス・パンツォスさんはAFPに対し、「これは悲劇的な事件で、私たちのコミュニティではこの種の事件としてはここ1年で4件目だ」と語り、ギリシャのロマ人の大多数が「排除され、悲惨な生活」に苦しんでいると付け加えた。

この国には17万人から30万人のロマ人がいます。

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