ロシア人男性、チェチェン反体制派殺害計画の疑いでドイツで裁判中

によるユーロニュースAP通信、AFP通信

公開日

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容疑者は亡命中のチェチェン反体制派メンバーの殺害命令を受け入れたとされる。

チェチェンの反体制派の殺害を計画した容疑でロシア人男性がドイツで裁判にかけられた。

ヴァリド・Dは、ドイツに亡命していた反政府派チェチェン人メンバーの殺害命令を受け入れたとされる。

この命令はチェチェンの有力者ラムザン・カディロフ大統領のいとこからのものであると伝えられているが、暗殺対象者は著名な亡命反対者で評論家であるトゥームソ・アブドゥラフマノフの弟だった。

ヴァリッド・Dは、国家を危険にさらす重大な暴力行為を準備し、ドイツの武器法に違反した疑いで告発されている。

また、バイエルン州アウグスブルク近郊のシュヴァブミュンヘンで計画された殺人のためにサイレンサー付きの半自動銃を入手したとも言われている。

検察側は、実際の殺害は別の男が実行する予定で、「報復を恐れて表面上だけ任務を引き受けた」としている。

ヴァリッド・Dは殺害を支援し準備するため2020年末にドイツに旅行したが、2021年1月に逮捕されたとされる。

DPA通信によると、同氏は容疑を否認し、火曜日のミュンヘン高等地方裁判所での証言を拒否した。

この裁判は、ロシアのウクライナ侵攻でベルリンとモスクワの間の緊張が高まる中で行われる。

昨年、ベルリンの法廷でグルジア系チェチェン人男性殺害の罪でロシア人男性に終身刑を宣告裁判所は、殺人はロシア当局によって直接命令されたと結論づけた。

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