によるユーロニュースとAP通信、AFP通信
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スペイン政府は、君主制の透明性を高めることを目的とした法令を可決する予定である。
スペイン国王フェリペ6世が260万ユーロ(277万ドル)の個人資産を初めて公表した。
スペイン王宮は月曜日、「国民の尊敬と信頼」を獲得することを目的とした前例のない措置として、国王の財産を公開した。
この動きは、スペイン社会党政府が同国の君主制における「透明性、説明責任、効率性、模範性」を強化する法令を可決する予定となっている中で行われた。
スペイン王室はフェリペ氏の父、前国王フアン・カルロス1世に関わる一連のスキャンダルで依然として動揺している。
フアン・カルロス氏は長年、湾岸諸国に財産を隠した経済的不正行為で告発されてきた。前国王の取引に関するスペインとスイスの検察による捜査はその後棚上げされた。
独裁者フランシスコ・フランコの死後、スペインで人気のあった前国王は、贅沢な生活ぶりが暴露される中、2014年に息子のために退位を余儀なくされた。
宮殿によると、フェリペさんの富は美術品、骨董品、宝飾品のほか、貯蓄、当座預金、有価証券など約230万ユーロで構成されているという。
宮殿関係者は、国王は海外にいかなる不動産も金融取引も持たず、フアン・カルロスからの相続財産を放棄したと付け加えた。
宮殿の声明はまた、フェリペ氏がすべての収入に対して税金を支払ったことにも言及した。