によるユーロニュースとAP通信、AFP通信
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マリアン・コトレバはわがスロバキア人民党の国会議員としての議席を失うことになる。
スロバキアの極右政党の指導者が、ネオナチに同調したとして6か月の執行猶予付きの判決を受けた。
スロバキア最高裁判所はマリアン・コトレバに対し、「基本的人権の抑圧を目的とした」運動を支援したとして有罪判決を下した。
しかし裁判官らは、ネオナチのシンボルを違法に使用したとして同議員に有罪判決を下した下級裁判所の判決を棄却した。
コトレバ被告は、1939年のスロバキア戦時国家建国記念日の2017年3月、3家族に1488ユーロの小切手を渡した後、裁判にかけられた。
1,488という数字はネオナチや白人至上主義者にとって象徴的な意味を持つ。
極右人民党「わがスロバキア」(LSNS)党首のコトレバ氏は有罪判決を受け、当初は懲役4年4か月の判決を受けた。
しかし、最高裁判所は控訴審でネオナチへの同情に対する彼の有罪判決を維持しながら減刑した。この判決は、同氏がスロバキア議会の議席を失うことを意味する。
欧州懐疑派のメンバーがナチス敬礼を使用するLSNSは、2020年の議会選挙で8%の支持を得て国内で4番目に人気のある政党だった。
コトレバとその党員は、第二次世界大戦中にナチスの傀儡国家として機能したスロバキアの遺産を公然と支持している。
同じく党員のミラン・マズレク氏は、ロマ社会に対する人種差別的な言葉の使用で有罪判決を受け、2019年に議会の議席を失った初のスロバキア議員となった。
2019年、最高裁判所はコトレバ氏の党を「過激派グループ」として禁止するという同国の検事総長の要請を却下した。
裁判所は当時、同党がスロバキア憲法に違反し、国の民主主義を破壊することを目的としていたことを検事総長が十分な証拠を提出できなかったとの判決を下した。