によるAPとユーロニュース
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この金融決済会社は、収益と資産の多くが偽造されたとの疑惑を受けて2020年に破綻した。
ドイツ検察当局は金融会社ワイヤーカードの元最高経営責任者(CEO)を詐欺と虚偽会計の罪で起訴した。
マーカス・ブラウン氏と他の2人のワイヤーカード元マネージャーは、収益と資産の多くが偽造されたとの主張の中で、昨年の同社の倒産をめぐって疑惑に直面している。
ミュンヘンの検察当局は月曜日、ブラウン氏が虚偽と知りながら財務報告書に署名したと発表した。声明によると、この不正行為により銀行は融資と評価損で推定31億ユーロの損失を被ったという。
同社の元会計責任者とドバイに拠点を置く子会社の常務取締役も起訴された。
検察当局によると、事件の中心人物の一人、同社の元最高執行責任者ヤン・マルサレク氏は現在も当局の捜査を受けているという。
ドイツのDPA通信によると、ブラウンさんの弁護士は、容疑には「重大な欠陥」があり、「事実の誤った描写を想定している」と述べた。
ワイヤーカードは急速に成長し、貸借対照表に載っていた19億ユーロが見つからないと同社が2020年に破産手続きを申請するまでは、ドイツのトップ決済会社の一つに数えられていた。
ドイツ政府はこの破綻を、同国を襲った史上最大の「金融スキャンダル」と表現した。
裁判所は今後、ブラウン氏と他の元幹部2人が裁判を受けるかどうかを決定する。