によるユーロニュースとAP
公開日•更新されました
この記事をシェアする
以下の記事ビデオ埋め込みリンクをコピーして貼り付けます。コピーされました
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、米国はNATOの東方拡大をしないよう求めるロシアの要求を無視したが、ロシアは依然としてさらなる協議に応じる用意があると述べた。
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナを巡る緊張の高まりについて1カ月以上ぶりに発言し、NATOの東方拡大をしないよう求めるロシアの要求を米国が無視したと述べた。
しかし同氏は、ロシア政府はウクライナをめぐる緊張緩和に向けて西側諸国とさらなる協議を行う用意がまだあると付け加えた。
プーチン大統領は、NATOがウクライナや他の旧ソ連諸国に拡大しないよう、東ヨーロッパへの展開を縮小することなど、ロシアの安全保障上の要求に対する米国とNATOの対応をクレムリンがまだ研究していると述べた。
同氏は、米国とその同盟国が欧州安全保障協力機構(OSCE)で定められた安全保障の完全性に関する義務に違反したと付け加えた。
ロシア指導者はまた、西側同盟国は各国が同盟を選択する自由を強調する一方で、OSCE文書に謳われている「安全保障の不可分性」の原則を無視していると主張した。
それには、ある国の安全を他国を犠牲にして強化すべきではないという原則が関係している。
プーチン大統領は、クレムリンでハンガリーのオルバン首相と会談し、ウクライナの緊張について話し合った後に講演した。
これは、クレムリンがウクライナ国境に数万人の軍隊を集結させたことを受けて、NATOとロシアの間の緊張が高まる中で起きた。
米当局者らはロシアがいつでもウクライナに侵攻する可能性があると繰り返し警告しているが、ロシアはこの疑惑を否定している。米国とロシアの当局者は月曜日、国連安全保障理事会の会合で厳しい言葉を交わした。
西側諸国は、ウクライナに侵攻した場合にはロシアに対して協調制裁を発動すると脅している。
オルバン首相、制裁に反対主張
オルバン大統領はプーチン大統領との記者会見で、「ロシアに対して導入された制裁政策はロシアよりもハンガリーに大きな損害を与えている」と主張した。
同氏は、ウクライナでのロシアの行為を巡り2014年に初めて発効した制裁政策により、ハンガリーは一部の市場を失ったと述べた。 EU指導者らは制裁延長を全会一致で可決した。
NATOに関してオルバン首相は、ロシアとNATOの間の溝は依然として大きいが「埋められない」わけではないと述べた。
同氏は「平和を保証し、ロシアの安全を保証し、NATO加盟国が受け入れられる合意に達することは可能だ」と述べた。