イタリア議員、大統領選挙第1回投票でほとんど白票を投じた

によるユーロニュースAP

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政治的行き詰まりのさなか、イタリア大統領選挙の第1回投票では、議員と地方選挙人がほとんど白票を投じた。

政治的膠着状態の中、イタリア大統領選挙の第1回投票で月曜日、議員と地方選挙人はほとんど白票を投じた。

最初の3回の投票で選挙に勝つには3分の2の多数が必要となる。月曜日の会期開始から約6時間後に、議員らは無記名で672枚の投票を行った。

退任するセルジオ・マッタレッラ大統領は、再出馬する気はないと繰り返し述べており、約16票の支持を得た人物の一人だった。

選挙は同氏の7年間の任期が満了するタイミングで行われた。

第2回投票は火曜日午後に予定されているが、さらなる政治協議が予定されており、結論が得られる可能性は低い。

各政党は、主要2ブロックのいずれも単純過半数に足りる十分な票を獲得できないなか、候補者の合意に向けて奔走している。

各政党は週末に党内会議を開催したが、イタリア第13代大統領の投票は、現行の立法権限が2023年に期限切れとなる次の政治選挙の布石となるため、候補者の名前は伏せた。今後施行される可能性が高い新しい選挙法。

大統領職は主に儀式的なポストであり、頻繁に起こる政治的危機においてイタリアを舵取りするには今でも政治的洞察力が必要である。

大統領はまた、議会が実質過半数を失った場合に備えて、法案を議会に差し戻し、任期前に議会を解散することもできる。

シルヴィオ・ベルルスコーニ元首相は土曜日、物議を醸している大統領への立候補を撤回した。 85歳の彼はミラノの病院で検査を受けていると彼の事務所が日曜に認めた。

イタリアの現職首相マリオ・ドラギ氏がこの役職に人気があると広く認識されているが、首相から大統領への異動が早期選挙のきっかけとなるのではないかとの懸念もある。

元中央銀行家であり欧州中央銀行総裁でもあったドラギ氏は、イタリアが経済再開に向けて数十億ドルの欧州連合資金を確保するのに貢献した。

ドラギ総裁は自身の役割はほぼ終わったと述べているが、資金が適切に使われることをEUに安心させるためにドラギ氏の残留を望む声もある。

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