英国のボリス・ジョンソン首相、クリスマス演説で国民にワクチン接種を呼びかけ

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イギリスのボリス・ジョンソン首相は金曜日のクリスマスイブの演説で、オミクロン変異種による記録的な感染者数の急増に対処するため、英国国民に新型コロナウイルス感染症追加ワクチンの接種を受けるよう呼び掛けた。

ジョンソン氏は、プレゼントを買う時間はほとんど残っていないが、「家族や国全体にプレゼントできる素晴らしいことはまだある。それは、1回目でも2回目でも、あるいはブースターでも、ジャブを打つことだ」と語った。

英国では木曜日に24時間で感染者数が約12万人という新記録を樹立したにもかかわらず、首相はクリスマス中の英国でのより厳しいウイルス規制を拒否した。

彼は代わりに、年末までにすべての成人にブースタージャブを提供する取り組みに焦点を当てた。

ジョンソン首相は、「このパンデミックから2年が経った今、我々がこのパンデミックを乗り越えたとは言えない」と認めた。

昨年、ジョンソン首相はロンドンとイングランド南東部に12月19日に外出禁止令を出し、何百万人もの人々がクリスマスの計画を変更しなければならなかった。

今年は規則を強化しないことを選択し、メッセージの中で「国内外の何百万もの家族にとって、今年のクリスマスが前回よりも大幅に良いものになることを望み、信じている」と述べた。

同氏は、「人々は弱い立場にある親戚に会う前に、自分自身を試さなければならない」と警告し、家族で楽しいクリスマスを楽しむよう奨励した。

英国首相は「参加する家族が増えて包装紙の山が昨年より増えたとしても、それはワクチンの普及のおかげだ」と強調した。

同氏はまた、ワクチン接種は「自分を愛するように隣人を愛すべきだ」というイエス・キリストの教えと一致すると述べた。

ジョンソン氏の人気は、ロックダウン期間中にダウニング街や他の政府部門が開催したパーティーの報道によって打撃を受けており、同氏の党は今月、これまで安全だった議席を補欠選挙で失った。

同党内の一部の議員は、最新のコロナウイルス対策、特にナイトクラブなどの混雑した会場に入場する際の健康パスの提示の義務付けについて、個人の自由を侵害するものとして反発している。

約100人の保守党議員がこの法案に反対し、議会全体で可決された。

ジョンソン首相のEU離脱計画もまた、英国が貿易協定で欧州連合と合意に達してから1年が経った今でも、フランスの漁業権をめぐる争いの泥沼にはまったままだ。