によるAFPとユーロニュース
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国会議事堂襲撃での役割をめぐって指名手配されているアメリカ人男性がベラルーシ国境を不法に越え、亡命を求めていると伝えられている。
ベラルーシは、連邦議会議事堂襲撃に関与したとして米国で指名手配されている男性から亡命申請を受けたと発表した。
エヴァン・ニューマン氏は日曜日、不法に国境を越えて亡命を求めた後、ベラルーシの国営メディアに出演した。
48歳の彼は、1月に連邦議会議事堂で起きた死者を出した暴動をめぐり、米国でFBIの指名手配リストに載っている。
2020年大統領選挙で選出された役人がジョー・バイデンの勝利を正当化するのを阻止するため、ドナルド・トランプ前米大統領の支持者数千人が建物を襲撃した。
ニューマン氏は、警察官への暴行や内乱など、自身の役割を巡って複数の容疑で起訴されている。
同氏は3月にヨーロッパに逃亡し、その後ウクライナで数カ月間過ごした後、8月にベラルーシに到着したとみられている。
ポーランドとの国境に近いブレストでベラルーシ1とのインタビューでノイマン氏は、ウクライナ治安当局から「迫害」を受けていたため不法に国境を越えたと語った。
米国司法省のウェブサイトで閲覧できるニューマンに関するFBIの報告書には、同氏が2004年と2005年にウクライナで親西側派を権力の座に導いた「オレンジ革命」に以前関与していたことが記載されている。
ベラルーシには米国と犯罪人引き渡し条約が締結されておらず、2020年8月のアレクサンドル・ルカシェンコ大統領の再選問題を受けて緊張が高まっている。
ルカシェンコ氏の反対派に対する厳しい弾圧と、反体制派ジャーナリストを逮捕するためのライアンエア機の「強制的かつ違法な着陸」を受けて、米国とEUはルカシェンコ氏政権に制裁を課した。