によるユーロニュース
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ルーマニアの法務大臣が先週解任されたことを受け、連立与党第2党の閣僚らが月曜日に辞任した。
ルーマニア政府は、同国の与党連立政権が正式に崩壊したことを受け、信任投票に直面している。
連立政権第2位の政党USR-PLUSの閣僚6人が月曜日に連立政権を辞任した。
改革派はここ数日間、ルーマニアのフロリン・シシュ首相に対する圧力を強め、辞任を求めている。
先週、チシュ氏がUSR-PLUS法務大臣を解任し、連立政権の怒りを買ってこの論争は最高潮に達した。
ルーマニアの首相は最近、インフラ整備のために地方自治体に100億ユーロを提供する新たな提案を発表した。
しかし、この計画は公的資金の「吸い上げ」であり、地元市長の支持を得ようとする試みであるとみなしたUSR-PLUSによって拒否された。
ステリアン・イオン法務大臣が投資プロジェクトを阻止した後、先週水曜日に首相によって解任された。
辞任に加えて、USR-PLUSはルーマニア政府に対する問責動議も提出しているが、手続き上の不備により投票が遅れる可能性がある。
同党のダン・バーナ共同党首は記者会見で「フロリン・シトゥ氏は故意に連立与党をダイナマイトしたため、もはや首相にはなれない」と述べた。
USR-PLUSは、シシュ氏の自由党(PNL)は新首相を指名する必要があり、さもなければルーマニア議会での信任投票の危険を冒す必要があると主張している。
一方、シシュ氏は新たな「対話」を呼びかけ、「ルーマニアを主導できるのは中道右派連合だけだ」と述べた。首相はこれまでにも年金政策を巡り6月に信任動議に直面している。
USR-PLUSは現在、上下両院でわずか80議席しか保有しておらず、信任案に必要な234票を獲得するには多大な支援が必要となる。
最大の国会議員数を擁する野党・社会民主党はこれまでのところ、リベラル派が率いる新政権への投票を「排除」している。
同党のマルセル・シオラク党首はAFPに対し、「この危機を抜け出す唯一の方法は、早期に選挙を実施することだ」と語った。
しかし、連立政権第3位のマジャル少数民族政党UDMRは、シシュとPNLへの支持を改めて表明した。
ルーマニア政府が倒れた場合、同国のクラウス・ヨハニス大統領は過半数を確保するために新しい首相を任命しなければならない。