によるユーロニュース
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イワン・トドシイェビッチ氏は、セルビア軍によるコソボのアルバニア人虐殺はでっち上げられたと主張し、2019年に投獄された。
コソボの裁判所は、1999年の虐殺は「捏造」されたと主張したコソボのセルビア人国会議員の有罪判決を支持した。
イワン・トドシイェビッチ氏は2019年12月、民族的憎悪を扇動した罪で有罪判決を受け、懲役2年の判決を受けた。
同氏はコソボ戦争中にラチャク村でコソボ民間人が虐殺されたことを否定し、アルバニア系独立戦士を「テロリスト」と呼んだ。
セルビア人の元大臣は、国家的、人種的、宗教的、民族的憎悪を扇動した罪でプリシュティナ裁判所により有罪判決を受けた。トドシイェビッチ氏は、この発言の後、退任するラムシュ・ハラディナイ首相からも解任された。
水曜日、コソボのセルビア人政治家らの上告にもかかわらず、コソボ控訴裁判所は判決を支持した。
セルビア政府コソボ事務所長ペタル・ペトコビッチ氏はこう語る。Facebookで言ったその決定は「恥ずべき」ものであったと。
「プリシュティナ司法はコソボの和解プロセスに計り知れない損害を与えた」と彼は付け加えた。
「法にも正義にも基づかないこのスキャンダラスな決定は、真実のために戦うすべてのセルビア人に対する判決となる。」
コソボのアルバニア人45人がセルビア軍によって殺害されたラチャク虐殺は、NATOが介入して戦争を止めるきっかけとなった事件の1つであった。
NATOの78日間にわたる爆撃作戦により、1998年から1999年にかけてスロボダン・ミロシェビッチによる当時セルビアの州であったコソボにおけるアルバニア系独立運動家に対する弾圧が終結した。
2008年のコソボ独立はセルビアによって承認されておらず、多くのセルビア人は今でもコソボを自国の領土の一部と考えている。
セルビアのアレクサンダル・ブチッチ大統領は以前、トドシイェビッチ氏の有罪判決を「恐ろしい」と述べた。
ペトコビッチ氏はフェイスブックで「セルビア国家は、セルビア人であり真実を擁護したという理由だけでプリシュティナで攻撃されたイワン・トドシイェビッチに対し、必要な法的支援やその他あらゆる支援を提供し続ける」と付け加えた。