リスボン当局、反クレムリン活動家のデータをロシア大使館に渡す

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ポルトガルの市当局が反クレムリン活動家の個人情報をリスボンのロシア大使館に渡したことを受け当局が非難

ポルトガルの首都リスボン市長は、当局者が反クレムリンデモの主催者の個人情報をリスボンのロシア大使館に引き渡したことを認め、批判を浴びている。

その中には当局に正式な告訴状を提出したロシアの活動家パーベル・エリアザロフも含まれている。

活動家らは1月、拘束されたロシアの反体制派アレクセイ・ナワリヌイ氏を支援するため、リスボンのロシア大使館前で抗議活動を計画した。

エリアザロフさんは、「難民として、私はポルトガル国家に守られていると感じた。国際的な保護も受けていた。例えば、旅行するとき、何か起こった場合、国際刑事警察機構のリストに私の名前を載せてくれれば、ポルトガルが私を守ってくれるだろうということを知っている」と語った。同時に、彼らは私の住所などの個人情報をロシアに送信するので、今では安全性が低く感じられます。」

リスボン市長のフェルナンド・メディナ氏は、市議会職員の責任を「不幸な間違い」だったと述べ、謝罪した。

リスボン市長「官僚主義による間違い」

「この間違いは、自治体で行われている他の多数の抗議活動と同じ手順をこの抗議活動に適用した当局の官僚主義によるものです」とメディナ氏は述べた。

ポルトガルの法律の下では、このような抗議活動の主催者は、住所や連絡先情報を含む個人情報を地方自治体に提供しなければなりません。

同氏の事務所は声明で、データ保護規則違反を認めたものの、「ロシア政権との共謀のいかなる告発やほのめかしも断固として拒否する」と述べた。

今回の事態は、ロシアのウラジミール・プーチン大統領に対する反対派にとって敏感な時期に起こった。

プーチン大統領の最も熱烈な政敵であるナワリヌイ氏は1月に逮捕され、横領の過去の判決条件に違反したとして2年半の懲役刑を言い渡された。彼はそれを政治的動機があるとして却下した。

データが悪用されるとの懸念が提起されるのはこれが初めてではない。パレスチナ人を支援する団体を含む他の運動団体は、過去にリスボン市議会が前回の抗議活動に先立って機密データとなる可能性のあるデータを共有したことを批判していた。

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