によるユーロニュースとAP
公開日
この記事をシェアする
中国当局が都市への統制を強化し続ける中、1989年に中国の天安門広場で起きた殺人事件を記念する香港の博物館が3日で閉鎖された。
1989年に中国の天安門広場で起きた虐殺を記念する香港の博物館が、開館からわずか3日で閉館した。
香港は、北京広場のデモ参加者に対する与党・共産党による致命的な攻撃を追悼するろうそく集会やその他の行事が行われた、中国本土で最後の場所となった。
しかし、中国による同地域での民主化運動の鎮圧運動を背景に、当局は公の儀式を2年にわたり禁止した。
6月4日博物館の主催者は、当局が一般展示を行う許可を持っているかどうか調査したため、水曜日に閉館したと発表した。
中国愛国民主運動香港連合は、同団体が法的助言を求めている間、スタッフと訪問者を保護したいと述べた。
この事件の公の記念碑は本土では長い間禁止されてきた。弾圧で殺害された人々の親族は、記念日を前に当局によって拘束されたり、嫌がらせを受けたりすることがよくある。
同団体はこれまで香港で数千人が参加するキャンドル集会を企画しており、日曜日の開館以来、博物館には550人以上の訪問者が訪れたと述べた。
中国政府は香港への管理を強化しており、旧英国植民地だった香港が1997年に中国に返還された際に約束された自治を侵食しているとの苦情が生じている。
2019年に始まった反政府デモを受けて課された国家安全法に基づき、民主活動家らに実刑判決が言い渡された。
過去数年、香港のビクトリア公園には数千人が集まり、軍が天安門広場やその周辺のデモ参加者を攻撃し、数百人、おそらくは数千人が死亡した際に殺害された人々を追悼するためにろうそくに火を灯し、歌を歌った。
香港当局は、社会的距離の制限とコロナウイルスのパンデミックによる公衆衛生上のリスクを理由に、2年連続で通夜を禁止した。
批評家らは、当局がパンデミックを香港の民主派の声を沈黙させる口実として利用していると主張している。
昨年、禁止令や警察の警告にもかかわらず、数千人がビクトリア公園に集まった。
数週間後、通夜活動に参加した20人以上の活動家が逮捕された。今年、主催者は住民に対し、どこにいてもキャンドルを灯して6月4日を記念するよう呼び掛けた。