によるユーロニュースとAFP
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ボイコ・ボリソフ首相率いる中道右派政党は今月の選挙で最多議席を獲得したが、過半数には大きく届かなかった。
ブルガリアは、同国の主要野党が政権樹立は不可能だと表明したことを受け、新たな議会選挙に臨むようだ
反体制の新党「ゼア・イズ・ザ・ザ・ピープル(ITN)」は今月の投票で支持を急増させており、過半数を獲得する政党はなかった。
歌手でテレビ司会者のスラヴィ・トリフォノフ氏が率いるポピュリスト政党は、驚くべきことにボイコ・ボリソフ首相の中道右派政党GERBに次いで世論調査で2位に終わった。
しかし火曜日、トリフィノフ氏は次のように認めた。フェイスブックの投稿ITNは「安定した政府を形成するために必要な数の国会議員を持っていない」と述べた。
GERBは先週連立協議を行った後、すでに政権樹立に失敗しており、今夏のブルガリア早期選挙への道を開いた。
ボリソフ首相はすでに、次期政権を率いて国家を「分断」する立場には立たないと述べている。
ボリソフ氏は収入とインフラ分野における現ブルガリア政府の成果を擁護した。
しかし、ブルガリアの政治腐敗に対する国民の不満の中で、彼の率いるGERB党は多くの議席を失った。
2010年に広範な抗議活動の波に乗ったのは、得票率18%近くを獲得したITNと、「ブルガリア民主主義」と「立ち上がれ!マフィアアウト」という2つの小さな反汚職政党だった。しかし、3党を合わせても240議席の議会に議員は92人しかいない。
実際、トリフノフ氏はブルガリアの他の伝統政党を汚職を主張して批判してきた。
トリファノフ氏はフェイスブックで「(われわれが提案している)支援は、有害で貪欲で、侵害されていることが証明されている政治団体からのものだ」と述べた。
「彼らが提供するのは支援ではなく、依存だ」と彼は付け加えた。
ITNの組閣失敗は、ボリソフ首相を頻繁に批判しているブルガリアのルーメン・ラデフ大統領が、自ら選んだ第三者に組閣を委任しなければならないことを意味している。
トリフォノフ氏はチェスのチャンピオン、アントアネタ・ステファノワ氏を首相に指名すると述べた。
しかしアナリストらは、同氏が成功する可能性は低く、ラデフ大統領が暫定政権を任命し、2カ月以内に再選挙を実施すると予想されていると述べている。