によるユーロニュースとAFP
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レオナルド・カッツァニーガとその愛人で看護師のラウラ・タローニは、2011年から2014年にかけてミラノ近郊のサロンノ病院で患者に致死性のカクテルを与えた。
イタリアの医師が、患者の一部を含む10人を殺害した罪で終身刑を言い渡された。
ミラノ近郊のサロンノ病院の元救急医、レオナルド・カッツァニガ氏(65歳)が、ミラノ控訴院で担当患者8人を意図的に殺害した罪で有罪判決を受けた。
この判決は、カッツァニガさんの愛人で看護師のローラ・タローニさんが2件の故意殺人罪で投獄されてから2カ月後に下された。
カッツァニガはタローニの夫と義父の殺害でも有罪判決を受けた。
しかし、他の3件の殺人に対する控訴審ではミラノ・アサイズ法廷で無罪となった。
二人はイタリアの報道機関によって「悪魔のような恋人たち」と表現されており、鎮痛剤と麻酔薬の致死性カクテルを患者に投与していた。
弁護側は、この行為は標準的な緩和ケアと一致していると示唆していたが、検察側は、被害者の一人である若い女性が肩の脱臼でサロンノ病院に入院しただけで死亡したと指摘した。
44歳の2児の母であるタローニさんは、夫のマッシモ・ゲッラさんと母親のマリア・リタ・クレリシさんを殺害した罪で、昨年2月に控訴審で懲役30年の有罪判決を受けた。
ゲッラさんは、タローニ氏が糖尿病であると信じ込ませた後、長期間にわたって投与していたインスリンの過剰摂取により、2013年6月に死亡した。
警察の録音によると、彼女は「時々、人を殺したくなる。そうする必要がある」と語ったという。
カッツァニガ氏はタローニ氏の義父ルチアーノ・ゲッラ氏を殺害した罪でも起訴された。
イタリアのカラビニエリは捜査の過程で、カッツァニガ氏が勤務していた2011年から2014年の間に救急病棟で起きた約40人の死亡記録を調べた。
この「ブラックリスト」には、2013年10月に末期疾患で入院中に亡くなった開業医自身の父親の名前も含まれていた。
カッツァニガ氏とタローニ氏は2016年から投獄されており、最高裁判所に上告するとみられている。