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1世紀以上にわたり、これらのミイラはカイロのエジプト博物館に静かに眠っていたが、土曜日には18体のミイラが街路を盛大にパレードした。
エジプトは土曜日、貴重な王室ミイラ22体がカイロ中心部から首都のさらに南にある巨大な新博物館に新たな安置場所へ移送されたことを祝うガラパレードを開催した。
国の豊かな遺産を紹介することを目的とした式典は、タハリール広場を見下ろすエジプト博物館から、エジプト初のイスラム首都があったフスタト地区に新しくオープンした国立エジプト文明博物館まで、ナイル川コーニッシュに沿って蛇行しながら行われた。
ミイラは空調管理されたケースに入れられ、翼やファラオのデザインで装飾されたトラックに積み込まれ、以前住んでいた旧エジプト博物館から1時間かけて輸送された。式典は21発の祝砲で始まった。
考古省によると、ミイラのほとんどは紀元前1539年から紀元前1075年までエジプトを統治していた古代新王国のものだという。
その中には、エジプトで最も有名なファラオの一人であるラムセス2世や、エジプトで数少ない女性ファラオの1人であるハトシェプスト女王も含まれている。ハトシェプスト女王は、王室階層において女性に二次的な役割しか果たさなければならない伝統を克服するために付けひげを生やした。
18人のファラオと他の4人の王族であるミイラは、もともと約3,000年前に王家の谷とその近くのデリ・エル・バリ遺跡にある秘密の墓に埋葬されました。どちらの地域も南部の都市ルクソールの近くにあります。墓は 19 世紀に初めて発掘されました。
発掘後、ミイラはナイル川を航行するボートでカイロに運ばれました。一部はガラスケースに展示されていましたが、その他は保管されていました。ラムセス 2 世の遺骨は、フランスの科学者による集中的な修復作業のため 1976 年にパリに運ばれました。
このパレードは、長年の独裁者ホスニ・ムバラク氏を打倒した2011年の民衆蜂起、そして最近では新型コロナウイルスのパンデミック後の政治的混乱で揺れる観光産業を復活させようとするエジプトの取り組みの一環である。