アンゲラ・メルケル首相の副首相オラフ・ショルツ氏、2021年の首相選に立候補へ

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ドイツの現財務大臣は、次期首相選挙において全会一致で社会民主党の候補者に指名されたと述べた。

ドイツのオラフ・ショルツ財務大臣は、アンゲラ・メルケル首相の後継者を決める2021年の総選挙の候補者になると述べた。

社会民主党(SPD)が2021年の首相選挙でショルツ氏を全会一致で候補者に選んだことを明らかにした後、ショルツ氏は「楽しく公正で成功する選挙戦を期待している」と書いた。

ショルツ氏は自身が5期目に出馬しないと決めたため、メルケル首相率いる中道右派連合連合がまだ指名していない候補者と対戦することになる。

メルケル首相の連立パートナーで副首相は、以前ハンブルク市長を務めたこともあり、社会民主党の中でも保守派とみなされている。

同氏は保守的な前任者の倹約政策をおおむね引き継いだが、新型コロナウイルスのパンデミックの中でドイツ経済を維持するために政策を緩めざるを得なくなった。

同氏は昨年SPD党首就任を目指したが失敗し、党は代わりにサスキア・エスケン氏とノルベルト・ウォルター=ボルジャンス氏を選出した。

エスケン氏はツイッターで「この決定は一部の人にとって予期せぬ展開だ」とし、「私たちの道に対する信頼を求めている」と書いた。

SPDは世論調査で低迷した後、回復を期待している。最近の世論調査では支持率が2017年選挙の20.5%から約15%に低下した。

同党は左派で環境保護活動家である緑の党に追い抜かれ、現在ドイツではCDU/CSUに次ぐ第2位の人気政党となっている。

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