コロナウイルスの流行により出産死亡のリスクが高まるとWHOが発表

によるユーロニュース

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世界保健機関は、新型コロナウイルス感染症は、出産時に死亡する「リスクが高い」女性を含む特定の人々に不均衡な被害をもたらしていると述べた。

世界保健機関(WHO)事務局長は、新型コロナウイルスのパンデミックの影響により、世界中で女性が出産時に死亡する「リスクが高まっている」と警告を発した。

ジュネーブで開かれたWHOの会見でテドロス事務局長は、「パンデミックが世界的に拡大」する中、低・中所得世帯、特に女性と子どもに特に懸念があると述べた。

恐れているのは、新型コロナウイルスそのものよりも、新型コロナウイルス感染症以外の要因の方が世界中のこうしたコミュニティに悪影響を与える可能性があることだ、と同氏は述べた。

同氏は、パンデミックで医療サービスが逼迫した場合、女性は妊娠・出産時に合併症を起こすリスクがある可能性があり、WHOは医療サービスを維持する方法についてのガイドラインを持っていると付け加えた。

テドロス氏は、国連保健機関が最近、母親が新生児にコロナウイルスを広めるリスクを調査し、新型コロナウイルス感染症の疑いまたは確認された女性を含め、母乳育児の利点がウイルス感染のリスクを上回ると結論付けたと述べた。

同氏はまた、学校閉鎖が若者に与える影響について懸念を表明し、若者の多くはうつ病、不安症、オンラインでの虐待などに苦しんでいる可能性があると述べた。多くの国では、主な精神保健サービスは学校で行われている、と彼は述べた。

WHO事務局長は、パンデミックへの対処における「世界的な団結」を改めて訴え、分断の終結を呼びかけた。テドロス氏は、各国が孤立してウイルスと戦うことはできないと付け加えた。

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