ギリシャ、約400人の移民をレスボス島から本土へ移送

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コロナウイルスの感染拡大を阻止するためにギリシャ政府が3月23日に課した外出禁止令が始まって以来、モリアキャンプから亡命希望者の大規模な移送はこれが初めてとなる。

エーゲ海に浮かぶギリシャの島、レスボス島の難民キャンプから数百人の亡命希望者がギリシャ本土へ向かっている。

移民たちはフェリーで移動しており、明日の朝にはアテネのピレウス港に到着する予定だ。

過密状態のモリアキャンプから亡命希望者を大規模に移送するのは、3月23日にギリシャ政府が緊急事態のさなか課した監禁を開始して以来初めてとなる。新型コロナウイルス感染症危機

前回の大規模移送は3月20日に行われ、約600人が関与した。

本日レスボス島を出国する392人に加え、残り2,000人が今後数週間で段階的にギリシャ本土に移送される予定だ。

エーゲ海の難民キャンプの危機的状況に対処するギリシャ

ギリシャはエーゲン諸島の難民キャンプで危機的な過密状態に対処してきた。劣悪な衛生状態そして暴力のエピソード

キャンプには合計約 6,200 か所の場所があり、約 37,000 人の難民が受け入れられています。

「ジャングル」の愛称で知られるレボスのモリアキャンプには、収容人数の6倍を超える約1万9000人の難民が受け入れられている。

多くのNGOを含むヒューマン・ライツ・ウォッチなどはギリシャ政府に対し、収容所への圧力を緩和するために「直ちに」行動するよう求めた。

同国は2月に発表した。新しいキャンプの建設20,000人の難民申請者を収容する予定で、滞在期間は3か月に制限される。

ギリシャの移民・亡命大臣ノティス・ミタラチ氏によると、2020年第1四半期には約1万人の移民が島々から本土へ出た。

同氏は日曜日にレスボス島を訪れ、亡命希望者のスクリーニング検査を実施することになっているモリアキャンプ内に医療センターを開設した。

本土の2つのキャンプと移民向けホテルで新型コロナウイルス感染者が確認され、150人が陽性反応を示した。

しかし、これまでのところ島内のキャンプからの感染者は報告されていない。

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