ルーマニア、ルドヴィク・オルバン氏が信任投票で敗北、早期選挙に備える

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わずか3カ月の在任期間にあるルドヴィク・オルバン首相の政府に対する議会の投票により、早期選挙の可能性への道が開かれた。

ルーマニアは、水曜日にルドヴィク・オルバン首相の中道少数派政権が議会不信任投票で敗北したことを受け、早期選挙の見通しに直面している。

選挙制度改革に抗議して、左翼野党・社会民主党(PSD)がオルバン首相の自由党(PNL)に対して提出した動議には、政府打倒に必要な233人を大幅に上回る261人の議員が賛成した。

野党は、春の地方首長選挙を前に選挙法を改正しようとする政府の動きに強く反対している。

PSDとハンガリー系UDMRは、1回投票ではなく2回投票を導入する計画により、中道右派の候補者に左派との同盟を結ぶ機会が与えられるため、不利益を被ることを懸念している。

オルバン党は汚職撲滅を掲げ、前月議会で追放されたヴィオリツァ・ダンシラ元首相率いる社会民主党に代わって11月に政権を握ったばかりだ。

現在、早期選挙は5月か6月に実施される可能性があると考えられている。一部の評論家は、これが政府が求めてきた結果だと言う。オルバン首相はクラウス・ヨハニス大統領とスナップ世論調査の可能性について話し合ったと伝えられているが、これは政権が崩壊した場合にのみ実現する可能性がある。

与党には期日前投票の勝利に自信をもつ理由がある。火曜日(2月4日)に発表された世論調査では、PNLの支持率は47.4%で、PSDの20.6%を余裕で上回った。

PSD主導の旧政府は、ルーマニア全土で大規模な抗議活動を引き起こした司法制度改革の試みの余波を今も感じている。 2019年には年報、欧州委員会はルーマニアが司法改革と汚職との戦いに関して「過去数年の進歩から後退している」と批判した。

不信任投票の結果は、ヨハニス大統領が政党と協議して新しい首相を見つけることを意味する。自由党は投票前にオルバン氏を再度ポストに提案すると発表した。

ルドヴィク・オルバン監督は「戦いには負けたが、ルーマニアとしては次のラウンドで勝つだろう」と語った。 「政府は足元から崩れ落ちた。」

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