によるユーロニュースとロイターワールド
公開日•更新されました
この記事をシェアする
教皇、英国は国連に従い米軍基地を含む島々を返還すべきと発言
教皇フランシスコは火曜日、英国は国連決議に従い、インド洋に保有する一連の島々をモーリシャスに返還すべきであり、その中にはディエゴ・ガルシア空軍基地として米国に貸与されている島も含まれると述べた。
月曜日にモーリシャスで行われたミサ後のさまざまな代表団への挨拶の中で、フランシスコはこの諸島に言及し、英国が英領インド洋領土(BIOT)として統治しているチャゴス諸島の名前を使用した。
当局はこの言及が自分たちの主張を後押しするとみなし、月曜夜の法王への演説でプラビンド・ジュグノート首相は法王の関心に感謝した。
1968年にモーリシャスが独立する前に、英国はチャゴス諸島をモーリシャスから切り離した。その後ロンドンは、ディエゴ・ガルシア島に空軍基地を建設するために、当時約2,000人いた島の人口を追放した。
アフリカへの3か国訪問から帰国する飛行機の中でモーリシャス人記者から、チャゴスの人々が故郷に帰れるようどのように支援できるかと尋ねられたフランシスコ氏は、次のように答えた。
「ハーグの国際司法裁判所や国連などの国際機関を認め、彼らに国際的に判断する能力を与えるとき、彼らが発言するとき、もし私たちが人類(の一部)であるなら、私たちは従わなければなりません。」
「人類にとって正しいことのすべてが私たちの懐(経済的利益)にとっても正しいわけではないのは事実だが、国際機関は従わなければならない」と述べた。
昨年2月、国際司法裁判所はチャゴス島民が不法に立ち退かせられたとの判決を下し、英国に同島の支配権をモーリシャスに返還するよう命じた。
5月、国連総会はイギリスに対し、6か月以内にチャゴス諸島の支配を放棄するよう圧倒的に要求した。このような決議には拘束力はありません。
「国内紛争や国家間の紛争があれば、兄弟のように、一般市民のように、そこ(国連)に行って解決するのです」とフランシスコ氏は語った。
(レポート:フィリップ・プルラ、編集:フランシス・ケリー)