観光客がイルカを愛しすぎるため、ニュージーランドでイルカと泳ぐことが禁止

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ニュージーランドはアイランズ湾海域でイルカと泳ぐことを禁止した。

ニュージーランドでは、観光客が「イルカを愛しすぎる」という懸念から、イルカと一緒に泳ぐことが禁止されている。

ニュージーランド自然保護局によると、ニュージーランドのベイ・オブ・アイランズ地域(北島本島の沖合)では、過去20年間でイルカの数が大幅に減少し、子牛の死亡率が大幅に上昇したという。

ユーロニュースへの声明の中で、政府はアイランズ湾でのバンドウイルカとの遊泳が3年間禁止されることを確認した。

一方、イルカが人間に邪魔されない時間を与えるため、遊覧船による哺乳類の観察は午前か午後の特定の時間帯に限り、30分から20分に短縮される。

これは、アイランズ湾海域を訪れるバンドウイルカが66%減少し、子牛の死亡率が65%と世界で最も高いことが研究で判明したことを受けてのことだ。

現在、この地域を定期的に訪れるバンドウイルカは 19 頭だけです。

「彼らを愛しすぎている」

「調査によると、バンドウイルカとの触れ合いが個体群の休息や摂食行動に重大な影響を与えており、人々は『イルカを愛しすぎている』ことがわかっています」と広報担当者は述べた。

新しい規制は主にイルカと泳ぐことを提供する営利企業に影響を与えるが、イルカと民間ボートとの交流には触れていない。その結果、政府はアイランズ湾を海洋哺乳類の保護区に変えることを検討している。

「ベイ・オブ・アイランズに生息するバンドウイルカの個体数は、全員がそれぞれの役割を果たす場合にのみ保護できる」と声明は述べた。

イルカと泳ぐことは世界中で人気の観光アクティビティですが、近年、特に動物に関する倫理的な旅行に重点が置かれているため、他の国でも規制が課されています。

ハワイ州は5月、大量観光客が哺乳類に悪影響を及ぼしているとの懸念から、ハシナガイルカ(通称「ナイア」)との遊泳を禁止する計画を検討した。

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