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「なんてクレイジーな時代だ」:欧州連合(EU)離脱に向けたジョンソン首相の議会閉会計画に欧州が反応
EU離脱の数日前、10月に議会を閉会するとのボリス・ジョンソン首相の発表には、欧州では驚きと嘲笑が入り混じった。
欧州議会のEU離脱調整官ガイ・フェルホフスタット氏は、英国首相が「重大な選択に関する議論を抑制している」と非難した。
同氏は、2016年の悪名高い離脱キャンペーンのスローガンをほのめかしながら、「主導権を取り戻すということが、これほど邪悪に見えたことはかつてない」とツイートし、「同じ国会議員として、自分たちの声を聞いてもらうために戦っている人々と連帯したい」と語った。
欧州委員会のミナ・アンドリーバ報道官は、「加盟国の国内政治手続き」についてはコメントしないと述べ、「英国の議会手続きの次のステップに関して、これが何を意味するかを推測するつもりもない」と付け加えた。これは英国が答えることだと思います。」
ドイツ紙ビルトの政治編集長ニコラウス・ブローメ氏は、「ボリス・ジョンソン氏は国民の意志を唯一実行する者でありたいと考えているため、国民の代表を沈黙させ、議会を閉会した」と述べた。
ドイツ議会のノルベルト・レトゲン外交委員長は、ジョンソン首相が民主主義の尊重を確実にするためには10月31日のEU離脱が必要だと以前述べていたと指摘した。
「同じ国会議員であり民主主義者として、私は疑問に思います。民主主義の尊重と議会の停止はどのように結びつくのでしょうか?」彼は尋ねた。
元フランス閣僚のナタリー・ロワゾー氏はツイートした。「合意なきEU離脱が起こる可能性はある。今、議論のないEU離脱も迫っている。歴史上最も重要な決定を下す前に議論することを恐れる英国民主主義の病気とは一体何なのだろうか?」
水曜日のニュースに対して、ドイツの社会党議員シュテファン・リービヒ氏は、「何ということだ!?」と単純にツイートした、より生々しい反応があった。
さらに、「左派として女王がボリス・ジョンソンを止めてくれることを願わなければならないなんて、なんとクレイジーな時代だろう」と付け加えた。