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英国外務省が旅行指針を更新して航空への脅威を警告したことを受け、ブリティッシュ・エアウェイズはエジプト首都行きの全便をキャンセルした。
ブリティッシュ・エアウェイズは土曜日、安全上の「予防措置」としてカイロ行きの全便を1週間欠航した。ルフトハンザ航空もこれに追随し、カイロ行きの便も突然運休した。
ルフトハンザはその後、土曜日のミュンヘンとフランクフルト発カイロ行きの便をキャンセルしたと発表した。土曜日遅く、ルフトハンザはカイロ行きの便を再開した。
ブリティッシュ・エアウェイズは、安全が確保できない限り航空機を運航しないと述べた。運航停止の理由や航空会社がどのような安全対策を検討しているかについて詳細を尋ねられたところ、広報担当者は「安全の問題については決して話し合わない」と答えた。
エジプトの空港保安関係者3人はロイターに対し、英国職員が水曜日(7月17日)と木曜日(7月18日)にカイロ空港の保安検査を行っていたと明らかにした。彼らはそれ以上の詳細については明らかにしなかった。
「警戒」の動き
乗客らはロンドン・ヒースロー空港発エジプトの首都行きのBA便に搭乗予定だったところ、飛行機が欠航となり、少なくとも1週間は代替便がないとの手紙を渡された。
航空会社は安全上の懸念が何であるかについては明らかにしなかったが、ソーシャルメディアに投稿された書簡の中で、「さらなる評価を可能にする予防措置として」この措置をとったと述べた。
これは英国外務省がエジプトへの渡航勧告を更新し、「航空に対するテロのリスクが高まっている。エジプトから英国に出発する航空便には追加の安全対策が講じられている」と発表したことを受けてのことだ。
シナイ半島やナイルデルタを越えるエジプト西部などエジプトの特定地域への旅行を控えるよう引き続き勧告している。
エジプト民間航空省は土曜遅くの声明で、カイロの英国大使館に連絡し、運航停止の決定は英国の運輸省や外務省が出したものではないことを確認したと発表した。
エジプト省は、「この期間中の乗客の輸送を容易にするため」日曜からカイロ発ロンドン行きの便を増やすと付け加えた。
エールフランス航空の広報担当者は日曜日、カイロ行きの便を維持すると発表した。
エールフランスの広報担当者はロイターに送った書面で「フランス当局およびエジプトの地元当局と連携し、エールフランス航空はカイロ便を維持することを決定した」と述べた。
セキュリティ上の懸念
2015年にロシア航空機がシャルムエルシェイク空港を出発した直後にシナイ半島上空で爆撃されたことを受け、安全保障への懸念が高まっている。
離陸直後に機内爆発装置が空中で爆発したとみられ、ロシアの行楽客を中心に約224人が死亡した。
IISはその後、ソーシャルメディアへの攻撃について犯行声明を出した。
続きを読む: シャルム・エル・シェイクとエジプトの観光客はシナイでの事故による二日酔いを懸念
英国は活動を停止した西側諸国のうちの一つだった攻撃を受けてシャルム エル シェイク行きの全便を運航- 外務省は依然として半島への直接の空路渡航を控えるよう勧告している。
英国外務省によると、毎年50万人近くの英国人観光客がエジプトを訪れている。
この地域で活動しているテログループは、国内の観光地を特に標的にしている。
このことは、2011年のアラブの春後の政情不安ですでに弱体化している観光業に依存するエジプト経済に打撃を与えている。
12月にギザのスフィンクスとピラミッド近くで観光バスが爆弾テロベトナム人観光客3人とエジプト人のツアーガイド1人を含む4人が死亡した。