英国は9,100万ユーロの支援で日産をBrexitの余波から守ると約束

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英国の商務相は日本の自動車メーカーに宛てた書簡の中で、メーカーのEUとの貿易能力を維持すると誓った。

英国は2016年に日産に対し最大8000万ポンド(9100万ユーロ以上)の支援を約束し、英国EU離脱の影響から日産を守ると誓った。月曜日に公開された機密書簡によると

英国のグレッグ・クラーク商務長官は日産元社長カルロス・ゴーンに対し、「われわれは野心を高く掲げ、今後の交渉の目標として欧州市場への継続的なアクセスを精力的に追求する」と語った。

日曜日、日本の自動車メーカーは、イングランド北部のサンダーランド工場で新型スポーツ多目的車「キャシュカイ」と「エクストレイル」を生産する計画を断念した。

日産自動車は従業員に宛てた書簡の中で、英国EU離脱の不確実性が続くことで企業の「将来の計画」が立てられないと述べた。

同社は欧州でのディーゼル販売の減少にも直面している。

2016年に英国で自動車を製造するという当初の決定は740人の新たな雇用を生み出すはずで、英国のEU離脱交渉が始まった英国経済への大きな後押しとしてテリーザ・メイ首相によって歓迎された。

政府はこれまで何度もこの書簡の公表を拒否しており、そのことが国会議員が企業と有利な取引を行っているとの非難を招いた。

同商務相は「英国の自動車メーカーを支援し、英国の将来のEUとの関係によって自動車メーカーのEUへの、またはEUからの輸出能力が悪影響を受けないようにすることが交渉の重要な優先事項となるだろう」と書いた。

書簡によると、8,000万ポンドの支援は、新しい自動車モデルのスキル開発、研究、開発、革新に使用される予定だったという。

日産は英国最大の自動車工場であるサンダーランド工場で英国の自動車の30%を生産している。しかし、自動車の大半はEU諸国に輸出されているため、日産は合意なきEU離脱の場合の関税を懸念している。

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