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9月1日から4日までのわずか4日間で140人以上の難民が到着し、キプロス政府は不法移民が大幅に増加したと発表した。
9月1日から4日までのわずか4日間で140人以上の難民が到着し、キプロス政府は不法移民が大幅に増加したと発表した。
キプロスは水曜日、欧州連合に対し不法移民対策への更なる支援を訴え、同国への移民流入が続けば対処できなくなると警告した。
統計によると、EU最東端のキプロス州は2018年最初の8か月で4,000件以上の亡命申請を受け取り、これは前年同期比で55%増加した。
キプロスは内戦で荒廃したシリアの海岸からわずか160キロメートルに位置しているが、今年までトルコやギリシャのような大量の移民流入は見られていなかった。
2018年、イタリアやギリシャなど欧州の多くの国が移民の受け入れ規制を強化し、キプロスが移民にとって欧州入国の新たな選択肢となった。
「中東から来た難民たちは、より良い生活環境を見つける方法を探しているが、現在、彼らにとってトルコ経由でギリシャに行くことは非常に困難になっている。彼らは別のルートを模索しており、キプロスもその一つだ」それらのルートがあり、それがキプロスに到達しようとする難民の数が増加している理由です」と欧州国際形成センター(CIFE)の上級研究員でありEU問題の専門家であるジョージ・N・ツォゴプロス氏は述べた。
キプロスは人口約100万人の島で、すでに1万5000人を超える難民申請者に対応しており、約5000人の難民申請がまだ申請中である。
2015年の欧州移民危機のピーク時には、130万人のシリア人が欧州への亡命を申請した。しかし、それ以降、新規難民申請者の数は全体的に減少している。それでも、2011年以来560万人以上がシリアから逃れ、国連難民機関によると660万人以上のシリア人が依然として国内避難民となっている。