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ナイジェリア中部で遊牧民と農民が衝突し、数十人が死亡した。
ナイジェリア大統領府は日曜日遅く、プラトー州中部で「多くの地域社会で非常に不幸な殺人事件」が発生したと発表した。
これに先立ってある警察報告書では、主にイスラム教徒の牧畜民とキリスト教徒の農民との間の衝突で86人が死亡したと発表した。
ムハンマドゥ・ブハリ大統領は、軍と警察が流血事件を止めようとする中、冷静さを訴え、襲撃犯の発見と報復攻撃の阻止に「あらゆる努力を惜しまない」と述べた。
ナイジェリア政府は死者数を発表していない。しかし、独立系チャンネルズテレビは、プラトー州警察のマティアス・ティヨペフ報道官の発言を引用し、一夜にして始まったとみられる暴力行為で86人が死亡、少なくとも50軒の家屋が破壊されたと伝えた。
ナイジェリア中部で発生した遊牧民と農民の間の致命的な衝突は、北部のイスラム教徒と南部のキリスト教徒に大まかに分かれているアフリカで最も人口の多いこの国で安全保障上の懸念が高まっている。
遊牧民と農民の間の戦闘は、一部の説では北東部で攻撃を続けるナイジェリアの過激派反乱ボコ・ハラムよりも致命的だという。
この過激派の脅威は、同じく気候変動の影響を感じている遊牧民が安全な放牧を求めて南の人口密度の高い農村地域に追いやられているため、ナイジェリア中央部で緊張が高まっている原因の一つとして挙げられている。
また日曜日には、プラトー州知事のサイモン・バコ・ラロン氏が午後6時から午前6時までの外出禁止令を発表した。同氏は今回の事件は「残念だった」と述べた。