反汚職デモ参加者が「まともなスロバキア」を求めて結集

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スロバキア国民が汚職撲滅、新たな選挙、ジャーナリストのヤン・クチャク氏の死に関する独立した調査を要求する中、ブラチスラバや他のいくつかの都市でデモが行われている。

スロバキアの複数の都市で反政府抗議活動が起き、参加者らは再選挙の実施とジャーナリストの死亡に関する独立した調査を要求している。

木曜日には数万人が街頭に繰り出し、先月首相を辞任に追い込んだ抗議活動以来最大規模のデモとなった。

この国の汚職のレベルはこれまで考えられていたよりもひどいのではないかとの懸念がある。

デモ参加者はティボル・ガスパール警察署長の辞任と、内務大臣が後任を指名することを禁止する法律の改正を求めた。これにより、ジャーナリスト殺害に対する公平な捜査が確実に行われる可能性があると彼らは信じている。

2月にブラチスラヴァ郊外の自宅で頭を撃たれたヤン・クチャクさんとその婚約者マルティナ・クスニロワさん(ともに27)の殺人罪では誰も起訴されていない。

クチャク氏は、スロバキアの経済発展だけでなく、流通する現金の量も押し上げた欧州連合の資金の不正使用疑惑を捜査していた。

警察はジャーナリストが報道に関連した請負殺人で殺害されたとみている。クシアク氏はまた、時には与党スメール党と関係のある人物による脱税疑惑も捜査した。

同氏はまた、政府と同国最大の民間警備会社との間の取引についても報告したが、その経営者は警察署長と親戚関係にある。ガスパール氏は不正行為を否定している。

夫妻殺害後、数千人が街頭に繰り出し、最終的にロバート・フィコ元首相とロバート・カリナク内務大臣を辞任に追い込んだ。ガスパール氏を任命し、クチャク氏の記事の対象にもなったカリナク氏も不正行為を否定している。

クチャク氏は亡くなる前、マフィアとのつながりが疑われるイタリア人実業家らを捜査しており、そのうちの1人は、殺人事件を受けて辞任するまでフィコ氏の事務所で働いていた2名とビジネス上の取引をしていた。二人は殺害との関連性を否定している。

現在、抗議活動参加者の間では、フィコ氏の元副首相であるピーター・ペレグリーニ新首相、特にトーマス・ドラッカー新内務大臣がとった措置に対して不満が高まっている。

「まともなスロバキアのために」というスローガンのもと、木曜日と金曜日に集会が予定されている。首都での抗議活動は木曜日に行われ、メイン広場はすでに翌日の予約でいっぱいだった。

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